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​こどもの起立性調節障害で
最優先すべきは
親が病気を理解すること!

子も親もつらいけど、解決に向けて出来ることをするしかない

 |起立性調節障害とは

起立性調節障害は思春期に発症しやすい自律神経機能不全で、自律神経の調整力が弱いために起こる自律神経失調症の一つです。

思春期全体の約1割の約100万人はいると推定されています。
 

死に至るような病気ではありませんが、なかなか厄介な病気です。

そして残念な事に、致命的でない分、周りからは軽く受け止められる傾向があります。

 ◎症状について 

今まで元気だった子どもが、急に体調不良を訴えて、遅刻や欠席を繰り返す。
しかし、夜になるとなぜか元気になって、TVや動画を見てはゲラゲラ笑い、「明日は学校へ行くから」と言いつつも、夜更かしをして朝には起きられない……。

下記の項目が3つ以上当てはまるか、あるいは2つであっても要注意!!

□ 立ちくらみ、あるいはめまいを起こしやすい

□ 立っていると気持ちが悪くなる、ひどくなると倒れる
□ 入浴時あるいは嫌なことを見聞きすると気持ちが悪くなる
□ 少し動くと動悸あるいは息切れがする
□ 朝なかなか起きられず午前中調子が悪い

□ 顔色が青白い
□ 食欲不振
□ 臍疝痛をときどき訴える※
□ 倦怠あるいは疲れやすい
□ 頭痛
□ 乗り物に酔いやすい

など

※突然おなかの痛みが出現し、自然に治り、また出現することをくり返していても特別な基礎疾患がないもので、おへそ(臍(さい))の周辺に多い。

 ◎なにもしないでいると 

めまいや頭痛、体のだるさ、朝起き困難などによって日常生活に支障が出るようなこどもは、適切な治療を受けないと、悪化の一途をたどり、長期の不登校から「ひきこもり」に陥ることも珍しくありません。

 

なかには、治らないまま「怠け者」というレッテルを貼られてしまい、不運にもニートになってしまったケースもあります。

 ◎不登校? 

不登校の約7割に、朝起き不良、頭痛、全身倦怠感、立ち眩みなどの自覚症状があります。

起立性調節障害とよく似た症状なので、
起立性調節障害は、実は不登校だったんだという考えが広がりそれが主流になってしまった時期がありました。

そして現在も、ある医師が診断すると「起立性調節障害」になり、他の医師が診断すると「不登校」、また別の医師の診断では「うつ」とまだまだ世の中の理解がおいついていない部分が多いのです。

 |起立性調節障害という身体疾患です

健康な子どもは、起立直後に一過性の血圧低下を認めますが、平均で17秒という短時間で元に回復します。
 

しかし、起立性調節障害のなかには起立直後に大きく血圧が低下して、さらに血圧がなかなか回復しない子どもがいることがわかりました。

起立性調節障害は、起立したときに、内臓、脳、筋肉、皮膚へ血流がうまく流れない病気です。

 ◎自律神経 

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​自律神経には、主に活動的に活発になる交感神経と、休息時にメインの働きをする副交感神経があります。

朝起きて活動する時には交感神経が働いて自動的に心臓の動きが早くなり、陽がおちていくにつれて副交感神経が働き始め、心臓の動きはゆっくりになっていきます。

​血圧や胃腸の動きなどもこれらの神経により、環境に合わせて自動的に調節されています。

 ◎血圧は自律神経がコントロール 

体を横にしている時は、血液を送り出す心臓と脳はほぼ同じ高さにあります。
 

そのため血液が脳に十分に送られ、脳は豊富な酸素と栄養分を得て、正常に機能することができます。
 

立ち上がると、重力の影響で体中の血液は下半身に移動し、脳への血流が低下してしまうことになります。

健康な人の場合には、脳の視床下部と延髄にある自律神経センターからの指令により、下半身の血管は細くなり下半身に血液が溜まるのをふせぎ、脳への血流は確保されます。

この自律神経システムがなんらかの理由で十分に働かないと、立ち上がったときに脳への血流不足が起こり、立ちくらみやめまいなどの症状があらわれるのです。


これが起立性調節障害です。

 ◎起立性調節障害じゃないかも? 

起立性調節障害とよく似た症状がでる病気があります。


起立性調節障害と診断されたあなたのお子様は、これらの病気を除外する検査や説明​はありましたか?

●鉄欠乏性貧血
●甲状腺機能異常
●脳腫瘍
●副腎機能低下症
●心筋症
●肺動脈性肺高血圧症
など

 ◎起立性調節障害に4つのタイプ 

起立性調節障害の検査法により4つのタイプに分類できます。

1.起立直後性低血圧

 血圧の回復に25秒以上要する
 

2.体位性頻脈症候群

 血圧は正常だが、脈拍が起立時に35以上増える

 

3.血管迷走神経性失神

 意識消失などの発作が起きる

 

4.遷延性起立性低血圧

​ 起立後、3分~10分ほどして血圧が寝ている時の15%以上低下する

これらのタイプを決定するために起立血圧試験を行うのですが、連続血圧・血行動態測定装置「フィノメーター」を使用します。

 

しかし、この装置が小児科に備わっている医療機関は、全国でまだ数か所しかありません。

この装置がない場合は、検査者など人でが必要で、時間も20~30分かかるため、どの医療機関でも実施できるわけではありません。

ですので、診断はフィノメーターと脳血流測定をしてもらえる起立性調節障害の専門医を受診されることをおススメ致します。


 

※4つのタイプや血圧、脈拍、脳血流の状態が詳細に分かりますが、解決方法が分かったわけではありませ。
 

解決には、自律神経を正常(普通)に機能させるしかありません。

 ◎血圧について 

心拍出量と血管抵抗のかけ算です。

血圧 = 心拍出量 × 血管抵抗


心拍出量:心臓がドックンと1回に送り出す血液の量
血管抵抗:血管が細くなると抵抗が大きく、太くなると小さくなる。


起立性調節障害のこどもは、血圧低下をなんとかしようと血管を細くしようとするのですがそれができません。

そうなれば、心拍出量を増やそうとし心臓を強く収縮させたりドキドキさせます。

 

これが過剰になると、心臓を支配している自律神経が反射的に興奮して、自律神経活動をストップさせてしまいます。
 

ストップすると、急激な血圧低下や徐脈(ドキドキがゆっくりになる)がおこり、場合によっては失神発作、けいれん、ときには心停止がおこります。

 ◎自律神経の交感神経が・・・ 

起立性調節障害のこどもたちは起立直後のノルアドレナリンの分泌が悪いことがわかりました。


脳にある自律神経中枢(視床下部ー孤束核系)が変調を来して交感神経活動が弱っていると考えられます。


この部位は心理社会的ストレスの影響を受けやすい場所です。

起立性調節障害を悪化させる原因の一つに精神的ストレスが大きく関係していると思われます。

ストレスが加わって不安が形成されると自律神経のバランスがくずれてしまうということです。

 |対処方法について

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起立性調節障害の一般的な対処方法は、医師から処方された薬を服用するですが・・・

 ◎薬はどんな働きをしているのか? 

薬ごとの細かいメカニズムは割愛させていただきます。

いずれも、交感神経機能を亢進させようとするか、血管を細くし血圧をあげようとするかのどちらかのお薬です。

●ミドドリン塩酸塩
●メチル硫酸アメジニウム
●プロプラノロール

お薬で、交感神経機能を亢進させようとしたり、血管を細くし血圧をあげようとしますが、大きく関係している精神的ストレスを消す訳ではないので、なかなか良くならないと悩まれている親御さんが多いのです。

 ◎薬も含めて他にできる事 

①疾病教育…こどもと家族が病気を理解(勉強)する
②非薬物療法…自分たちでできるセルフケアの実施
③学校への指導や連携…学校・先生に病気を理解してもらい、
子供が学校に登校しやすいように協力してもらう

④薬物療法…病院での処方
⑤環境調整…クラスメイトへの病気への理解と協力
⑥心理療法…カウンセリング

 

・軽症の場合は①~③

・中等度の場合は①~⑤

・重症の場合は①~⑥

​これだけの用意をしても本人は、周りのみんなに追いつけていないのが心配で、この数カ月のせいで受験落ちたりしないかなど、精神的ストレスがかかり続けるので、長びいてしまうのです。

​ストレスを消す、ストレス耐性を強くする事も併せておこなう必要があります。

 |セロトニンがストレスを消す?

 ◎脳神経伝達物質セロトニン 

幸せホルモンと呼ばれているセロトニンは、自律神経を整えたり、ドーパミンとノルアドレナリンのバランスを整えます。

 ◎セロトニン5つの働き 

1.大脳皮質を覚醒させ、意識レベルを調整する
2.心の安定
​3.自律神経の調整
4.痛みの抑制
5.姿勢の維持(抗重力筋)

下図の通り、セロトニンは脳全体に伝達されており、上記の様な働きをもたらしています。

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出典 脳からストレスをスッキリ消す事典

著者:有田秀穂 出版社:株式会社PHP研究所

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当院には、セロトニン活性療法があります。

 |世界初の施術療法『セロトニン活性療法』

世界初と言えるのは、脳に対するアプローチで科学的エビデンスが立証されているのはおそらく『セロトニン活性療法』だけだからです。

うつ症状、自律神経の乱れ、パニック障害、不眠症、不妊症などの問題の一番の原因はストレス。

このストレスの影響が強まってくると、頭蓋骨が歪み、自律神経が乱れ出し、様々な症状を引き起こしてしまいます。

そして、そのストレスを緩和し、心の平穏を保つ働きがある脳内物質がセロトニンです。

たった15分ほどで、うつ症状、自律神経の乱れ、パニック障害、不眠症、不妊症による落ち込んだ気分をスッキリさせることができます。

うつ症状、自律神経の乱れ、パニック障害、不眠症、不妊症などの原因がストレスであり、そのストレスを緩和するには、脳内物質であるセロトニンが重要なカギを握っているのです。

 |セロトニンを意図的に分泌する施術
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