口田 栄治
今できる事それは、自分の免疫力を上げる↑
更新日:2021年4月22日
2020年9月時点
というのもYahooニュースに、
『ワクチン副作用疑い、米治験中断
コロナで英アストラゼネカ開発』
『アストラゼネカ、
日本での治験も中断の方針』
と書かれていたので、この先どおなるの?
と不安に感じる方もいるかもしれないので、
ワクチンの開発状況について少し書いてみました。

ワクチンの開発状況
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
のワクチン開発が急ピッチで進められていますが
ワクチンは、
基礎研究から非臨床試験、
臨床試験、
商業生産の体制整備まで、
実用化までに10年以上を要することも珍しくない医薬品。
しかし今回は、
動物モデルで抗体価が上昇すれば臨床試験入りを認めたり、
第1相や第2相、第3相を一部並行して進めたり、
第3相で有効性、安全性が確認される前から
前倒しで商業生産の体制整備を進めたりと、
あらゆる手を尽くし、
早いものでは1年以内に実用化させようという勢い。
先頭集団にある複数のワクチンは、
早くも第3相臨床試験入りしている
(第3相を経ずに承認されたロシアのワクチンも第3相を実施中)。
その顔ぶれは、↓の図の通り(2020年9月1日時点)

英製薬大手アストラゼネカのワクチンは
開発競争の先頭を走っているとされ、
日本政府も1億2千万回分の供給を受けることで
合意してます。
しかし!!
臨床試験(治験)に参加したボランティアに
深刻な副作用が疑われる事例が発生し、
米国での治験が中断していると
米メディアが8日、報じた。
アストラゼネカの広報担当者は
「安全性を確認するため、投与の中断を判断した」
と認めたという。
他のワクチン開発に期待
先頭集団にある幾つかワクチンについては、
既に第1相、第2相の結果の概要も明らかになっている。

それによれば、ワクチン接種によって、
SARS-CoV-2の中和抗体が誘導されることや、
COVID-19の回復患者と同等か、
それを上回る中和抗体価ができそうだということが
分かってきている(液性免疫の誘導)。
また、先頭集団の一部のワクチンは、
ワクチン接種により、
SARS-CoV-2を直接攻撃する細胞性免疫が
誘導できることも確認されている。
しかし、
だからといってCOVID-19の発症を予防したり、
重症化を抑えたりといった、
臨床的有⽤性があるかどうかはまだ分からない。
ワクチン開発が急ピッチで進められていますが
それまでの間は
自分の免疫力UPです!
参考:
日経メディカル(2020/09/07)
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/eye/202009/566926.html