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  • 執筆者の写真口田 栄治

その糖質制限(ダイエット)は危険かも!

更新日:2021年3月14日

ヒトが消化吸収できる糖は3種類


炭水化物ダイエットから糖質制限

ダイエットに言葉が変わってきま

したが・・・おしい!


糖質の3種類を理解していないと

ダイエット効果に大きな差があり

ます。



★ブドウ糖・果糖・乳糖の3種類


同じ糖質ですが別物です。




・ブドウ糖(グルコース)


ブドウ糖はエネルギー源として

利用されたり、体の材料として

も利用されます。


特に脳のエネルギーとして使われ

ているので重要です。


脳以外にも重要なところで、

エネルギーとして利用されています。


心臓・肺・白血球・赤血球・

副腎髄質など


そして、体の構成材料としても

使われています。


ブドウ糖不足はこれらのエネルギー

不足や体の構成材料不足になるので

健康を維持する以前の問題に

なります。



・果糖(フルクトース)


そのままでは利用できないので



余分なものが脂肪として貯蓄され

るため、過剰にとると糖代謝異常


や中性脂肪の増加や肥満につなが

る恐れがあります。


果物の爆食い注意です。



・乳糖(ラクトース)


ブドウ糖とガラクトースが結合し

たもので、ブドウ糖はそのまま


利用されていきますが、

ガラクトースはそのまま利用でき


ないので、果糖(フルクトース)

と同じ事になります。


あと、乳糖不耐症も注意です。



ブドウ糖の必要量は以外と多い?


★脳と体で半分半分


1日のブドウ糖の必要量は、


脳ー120g

体ー120g


の、1日合計240g必要です。


スポーツ選手や肉体労働をしてい

る方は、体の分が増えていきます。



★目安は?


白いご飯をお茶碗1杯でブドウ糖

は40g摂れます。


1日3度の食事で240gという

事は、1回の食事で80g必要と

いう事になります。


お茶碗1杯で40gなので、

80gはお茶碗2杯分となります。


お年寄りや女性にはきついのでは

ないでしょうか。


だから、


脳、心臓、赤血球、肺などの疾患や

白血球といった免疫系の低下、


筋力の低下、骨折しやすく、爪、肌、

髪の毛などの見た目でわかる部分に


も変化がみられるのではないので

しょうか。


それとも、としのせいにします?




ブドウ糖が足りないと



★糖新生


脳・心臓・肺・白血球・赤血球・

副腎髄質などでエネルギーとして


利用されているブドウ糖が不足

すると、どうしてもブドウ糖が


欲しいので、体の一部を壊し

分解してでもブドウ糖を

欲しがります。


その体の一部とは筋肉です。


筋肉を壊して分解してブドウ糖

を取り出して、最優先の脳の

エネルギーとして使います。



★ブドウ糖が少ないと機能低下


・脳

脳は全身をコントロールするだけ

でなく、記憶・理性・気持・感情


のコントロールなどもしていまが、

それらがうまく働かなくなります。



・心臓、肺、赤血球

栄養、酸素が全身に届きにくく

なるので、体のどこかで酸欠と


栄養失調がおこり、不健康な

影響がでてきます。



・白血球

白血球の力が弱くな=免疫力低下で、

菌・ウイルス・がん細胞に負けやすく

なります。



・副腎髄質

最近では、”副腎疲労”という言葉も

少しづつ認識されてきましたので

副腎をご存知の方もおられると思います。


副腎は、腎臓の上に三角帽子の様に

ちょこんと乗っている小さな臓器です。

1.交感神経が反応

ブドウ糖が少ないと血糖値が低く

なるので血糖値を上げようと

自律神経の交感神経が亢進します。


ブドウ糖が少ない状態が続くと

交感神経が働きっぱなしの

副腎も働きっぱなしになって


小さな副腎が疲弊してしまい、

”副腎疲労”に。




・筋肉


筋肉についてはこちら←





ブドウ糖不足でこれらが弱り

全身に影響が出てくるのです。


それともやっぱり

としのせいにします?



まとめ



・ブドウ糖は必須で、毎食お茶碗2杯分も必要


・果糖・乳糖は肝臓で脂肪に変換される


・ダイエットではブドウ糖は摂って

果糖・乳糖を減らす。



※もちろん、ブドウ糖だけしっかり摂ってもダメですよ!


栄養指導についてはこちら←

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