口田 栄治
ムムッ?免疫は自律神経の影響をうけている!!
更新日:2021年4月22日

目 次
1.自律神経
2.自律神経と免疫系の関係
3.現代社会は交感神経優位
4.自律神経を整える=免疫力UP
・セロトニンは自律神経を整える神経伝達物質
5.結論
自律神経

自律神経には交感神経と副交感神経
があり、全身にはりめぐらされてい
ます。
心臓、血管、肺、胃、腸、子宮、膀
胱などその他全身を制御拮抗する働
きがあります。
図には載っていませんが、自律神経
は血管やリンパにもつながっています。
血管やリンパは全身にはりめぐらさ
れているので、全身を制御している
といって過言ではないのです。
自律神経と免疫系の関係

交感神経は、アドレナリンを分泌し、
顆粒球は活性化し増えます。
顆粒球:
細菌など粒子の大きい抗原(花粉な
ども含まれます)を処理します。
副交感神経は、アセチルコリンを分
泌し、リンパ球は活性化し増えます。
リンパ球:
がん細胞・ウイルスなど微小な抗原
を処理します。
現代社会は交感神経優位
①交感神経の働きが多くなるとアド
レナリン分泌が増えます。
アドレナリンに顆粒球が反応し増え
る事で、アレルギー症状がでやすく
なります。
②副交感神経の働きが少なくなるの
で、アセチルコリンの分泌が減少し、
リンパ球の反応が下がるので減少す
るので、がんやウイルスを駆除する
事が減ってしまい、がんが成長した
りウイルスに感染しやすくなります。
自律神経を整える=免疫力UP
免疫力を上げて、感染を防ぐ又は軽
症で済むようにしたいですよね。
免疫は自律神経の影響が大きいので
自律神経が整っている事が大事だと
いう事が、なんとなくでも理解して
頂けたと思います。
その自律神経はセロトニン(幸せホ
ルモン)に制御されているのです。
セロトニンは自律神経を整える神経伝達物質
セロトニン神経細胞は自律神経の中
枢である延髄に投射されており、脳
全体にも投射されています。
自律神経を制御している神経伝達物
質セロトニンがしっかり分泌されて
いる状態にしないといけません。
①セロトニンは自律神経を制御して
おり、不足すると自律神経が乱れる。
②自律神経は免疫系を制御しており、
自律神経が乱れると免疫系も乱れる。
③よって、セロトニン不足で免疫系
は乱れる。
※注意
セロトニンは、ストレスがかかりす
ぎたり疲労が過剰蓄積すると、セロ
トニン神経細胞が疲弊し、セロトニ
ン分泌が不足してきます。
そうなると、なかなか自力で増やす
のが難しくなってきます。
結論
セロトニンをしっかり出して、自律
神経の乱れを整え、免疫系を整える。