口田 栄治
首コリ・肩コリと二重アゴの関係は?
更新日:2021年11月23日

目次
1.ベロを鍛えてトラブル解消
・ベロ(舌)について
・ベロ(舌)は筋肉の束
・ベロ(舌)だけじゃない
・鍛える方法
・頻度
2.期待できる効果
・舌を鍛えることで
・なぜ!舌が上アゴに引っ付くと良いのか?
3.注意
4.その他
顎関節症や二重アゴのお悩みで来院
された方にお伝えしているトレーニ
ングなのですが、
実は、肩こり・首コリ・喉の違和感
や口腔トラブルでお悩みの方にも効
果があります。
当院のテーマである「健康で美しく」
が当てはまったトレーニングとなっ
ておりますので、お試しください。
※原因は一つではないので、このト
レーニングで全てが解決できるわけ
ではありません。
が、一つ一つ原因を取り除かないと
解決にはいたりません。
このトレーニングで美と健康に一歩
近づいたと思って試して頂ければと
思います。
ベロを鍛えてトラブル解消

ベロ(舌)について
あっかんべーをしたとき、見えてい
るのは舌の3分の2だけです。
舌は舌骨まで続いています。
骨は別の骨とつながって関節を構成
するものですが、舌骨は別の骨とつ
ながらず、宙ぶらりんの状態です。
舌は宙ぶらりんの舌骨が土台なので
自由に動かせるようになっています。
ベロ(舌)は筋肉の束
舌は、4つの「内舌筋」と3つの「
外舌筋」の計7つの舌筋でできています。
上の絵の舌と書かれている部分が内
舌筋で構成されています。
ここが自由自在に動いている様に思
われますがそうではありません。
・内舌筋
上縦舌筋、垂直舌筋、横舌筋、下縦舌筋
「内舌筋」は主に舌の形を変えるた
めの筋肉です。
4つの筋がが立体的に交差している
ので、大きくふくらんだり、キュッ
と小さく縮んだりできます。
・外舌筋
茎突舌筋、舌骨舌筋、オトガイ舌筋
「外舌筋」は、主に舌を動かす筋肉
で、舌骨と呼ばれる小さな骨につな
がっています。
ベロ(舌)だけじゃない
舌とつながっている他の筋肉や舌骨
とつながっている他の筋肉が沢山あ
る様にみえませんか?
それらの筋肉が絶妙にコントロール
されて、言葉を発したり物を飲み込
んだりしています。
これらの筋肉が弱ると、ろれつが回
りにくくなったり、誤嚥や喉の違和
感がでてくるのを想像できるのでは
ないでしょうか?
幸いにも筋肉は年齢に関係なく鍛え
れば強くなります。
それでも、年のせいとか面倒くださ
いで終わりますか?
鍛える方法
鍛える方法簡単です。
”舌を回す”です。
アゴの下の方がキューッという感じ
の軽い痛みが感じられると思います。
そして、なかなかお腹がへこませな
いと感じるかもしれません。
やり方は、
右まわし20回
↓
左まわし20回
の計40回まわすだけです。
連続で休まず回してください。
かなりキツく感じるはずです。
頻度
・最初のうちは1日1回
特に制限はありませんが、歯磨きあ
との方が歯がツルツル感を確認し、
きれいにはみがき出来ているかチェ
ックできます。
そんな余裕があるかどうか・・・
期待できる効果

舌を鍛えることで
①ろれつが回りやすくなる。
②喉の違和感や誤嚥を防ぐ。
③舌が上アゴに引っ付く
なぜ!舌が上アゴ引っ付くと良いのか?
①口がぽかんとあかない
寝ている時や気を抜いている時に口
開いてませんか?
舌を動かすことで内舌筋と外舌筋が
鍛えられて強くなります。
これらの筋は舌骨を上に引き上げる
作用があり、同様に下あごも引き上
げられる力が働きます。
②いびきの改善
舌が喉の奥側に落ち込むことが解消
されるためです。
あまり太っていないのに睡眠時無呼
吸症候群の方は、舌を鍛えた方がい
いかもしれませんね。
③口呼吸が改善され鼻呼吸に

口は消化器で空気を取り込む呼吸器
ではありません。
なので、空気を取り込むための機能
としては不十分なのです。
鼻の構造や機能として、肺に入る前
に空気を湿らせ、温めて清浄するの
に十分な時間を与えるために、空気
を渦巻き状に通過させます。
この様な機能は口呼吸には備わって
いません。
上部呼吸器の構造の内部を覆ってい
る粘膜は、煙や他の汚染物質などの
外来の粒子を捕獲してから、空気を
肺に送り込みます。
ウイルス感染しないように口を閉じ
ましょう。
それとも、一生マスク生活します?
④二重アゴ解消は、①の説明でご理
解頂けると思います。
舌骨が上に引き上げられるので、二
重アゴが解消。
⑤その他防いでくれること
・口呼吸は唾液が乾くので歯周病や
虫歯、口臭の原因にもなります。
・以外と思われるかもしれませんが、
口呼吸は肺の空気交換量が減ります。
酸素不足はエネルギー不足(脂肪燃
焼率低下)につながるので痩せにく
くなります。
酸欠は全身にとって不利です。 酸欠の原因は他にもあります👈
注意

・回すと歯にあたりますのでベロの
ケガにならない様に回す回数や頻度
は調整してください。
※ケガするということは!
歯が鋭くなっていることになります。
それは、食事の時の咀嚼回数が少な
いため歯が丸くなっていないからです。
早食いで飲み込み気味になっていま
せんか?
胃腸に負担がかかったり、栄養の吸
収率が下がったりするので、しっか
りよく噛むようにしましょう。
その他

※これでいいの?できてるの?
と不安になったり、確認したい方は、
ご来院時にお尋ね頂ければ確認させ
て頂きます。
※口呼吸がよくない理由については、
ブログに書き起こすまでしばらくお
待ちください。
はやく知りたい方はご来院時にお尋
ね頂ければ説明させて頂きます。
口呼吸は百害あって一利なしです。